【はじめに】
こうはです。シーズン17お疲れさまでした。今シーズンは自分の中で目標にしていた最終二桁前半を取れて満足したので使用した構築を記事として残そうと思います。
【構築経緯】
伝説はほとんどの試合に選出するべきだと考えたがザシアンはミラーが頻発することやサンダーに触ることがストレスに感じたので不採用。代わりに黒バドレックスがウーラオスさえ何とかすれば多くの相手に選出でき、トップメタのザシアンに強いことに気づいた。
また、自分の最も好みな戦い方である欠伸で対面操作しつつサイクルを回し、アタッカーを通す動きを出来るようにしたいことから
1.黒バドレックスを軸にする
2.メジャーでパワーの高いポケモンは受けられるようにする
をコンセプトにすることにした。
タスキ黒バドレックス
→軸。行動保証がつき勝てる相手が増えるため選出しやすくなるタスキを持たせた。
オボンラグラージ
→個人的に構築に1匹は欲しいと思っているステロあくび枠。黒バドレックスを使う上で障害となる悪ウーラオスのタスキを剥がすことができる。
ゴツメトゲキッス
→ラグラージと同じくウーラオスに後投げしタスキを剥がすことが出来るほか、重くなりがちなイベルタルに見た目上強い点を評価して採用。
珠悪ウーラオス
→裏エース兼崩し枠。バンギラスに強く出られる格闘タイプとして採用。
輝石ポリゴン2
→ここまでであらゆる型のサンダーがキツかったので受けられるポケモンを採用。黒バドレックスに強い点も評価。
食べ残しナットレイ
→ここまででカイオーガ、ゼルネアスを受けられなかったので採用。キツかったナットレイミラーにも強い。
できた並び↓
【個体詳細】
バドレックス
175-×-101(4)-217(252)-120-222(252)
CS-振り切り
B-余り
縛られる相手が多いことが気になったのできあいのタスキを持たせ選出しやすくした。きあいのタスキは元から採用率が高い持ち物ではなかった上にウーラオスがいることでケアされにくかった。必然的に配分はCS振り切りで確定。
技構成は
一致打点で入れない理由がない「アストラルビット」
同じく一致打点でラッキー等を崩せる「サイコショック」
ウーラオスなどのあくタイプに通る「ドレインキッス」
あくびで得たアドバンテージを活かせること、足りない火力をカバーできることを評価して「悪巧み」
の4つで完結していた。
後述のポケモンでウーラオスのタスキを剥がすと通りがとても良くなる。相手を倒すだけでCが上がるので通すルートを作りやすいのが強かった。また、素で速いので通すためにダイマックスが必須なポケモンではなく、サイクルで相手のダイマックスを誘いダイマックスやタスキで止め、相手にダイマックスが無い展開を作ることがこちらの有利展開になる点も強い。タスキを想定した立ち回りをされることは少なく、拾えた試合はかなり多かった。
ラグラージ
207-130-154(236)-105-113(20)-58
HB-ミミッキュの陽気珠Dじゃれつく耐え
HD-余り
S-最遅
ステロあくび枠。ザシアンのじゃれつくをしっかり耐えて欲しかったのでオボンのみを持たせた。
技構成は
多くの相手に後攻から交代することができる「クイックターン」
採用理由の通りタスキを潰しサイクルを制限できる「ステルスロック」
流し、起点作成等とても便利な「あくび」
までは確定。
最後の1つはよく地震が採用されるが「ミラーコート」を採用した。初手のサンダー対面などダイマは切られないがとりあえずの削りとして攻撃されることが多いと感じこれに対してよく刺さった。みがわりに対して弱い行動になるのはあくびも同じであり、地震があれば解決できる相手も少ないので割り切っていた。ミラーコートのおかげで拾った、楽に勝てた試合の方が多かったので良かったと思う。
普段好んで使っているカバルドンとの差別化点は
1.砂を撒かないためバドレックスのタスキやトゲキッスの日差しを邪魔しない
2.ポリゴン2に対する行動回数が多い
3.クイックターンを覚える
など。主に1の理由で今回はラグラージを採用した。草技にストレスを溜めたりB方面が薄く感じたりと普段の感覚と違うところもあったがこの構築においてはラグラージ一択だったと思う。
191(244)-×-125(76)-165(76)-136(4)-114(108)
H-16n-1で最大
HB-特化ウーラオスの+1暗黒強打を99.7%2耐え
C- 11n
D-余り
S-準速61族抜き
ゴツメ枠。くそやろう
悪ウーラオスのタスキを簡単に剥がしたかったのでゴツメを持たせた。回復系の持ち物が欲しい場面もあったが、オボンも食べ残しもなかった。
配分に関しては必要な耐久を確保しつつダイマックスを切る展開がそこそこあったのである程度CSに割いた形。
技構成は
つよい。「エアスラッシュ」
対面操作に使えステルスロックと相性の良い「あくび」
HP管理のために「あさのひざし」
までは確定。
最後の1枠は炎技、マジカルシャインとで迷ったが「悪巧み」を採用した。
あくびで得たアドバンテージをそのまま活かすことができ、ダイジェットと併せて通す範囲が拡がることを評価した。怯ませればいいしね!
ウーラオスに後投げしてからの対面操作がつよい。この環境ではHBサンダーをウーラオス受けとして採用する例をよく見かけたが
・タイプ的にウーラオスが意地っ張り、ハチマキでも受けられる
・あくびにより相手を退かせることができる、ラグラージとのシナジー
・あくび+悪巧み+怯みでポリゴン2の突破が現実的
などの点を評価してトゲキッスを採用した。
ただの受け駒でなくエース運用もできるのが強かった。たくさん怯ませた
ウーラオス
175-182(252)-120-×-81(4)-163(252)
AS-振り切り
D-余り
前述の通りバンギラス入りを意識しての採用。バドレックスを出さないためダイマ権が余るのでパワーを上げる命の珠を持たせた。安定のAS振り切り。
技構成は
一致打点の「インファイト」「暗黒強打」
ダイジェット媒体となる「つばめがえし」
ホウオウやサンダーをぶっ飛ばせる「ストーンエッジ」
でほぼ確定だった。ダイウォール媒体の変化技が欲しい場面もあったがストーンエッジがないとそもそも選出できないことが多かった。
想定していたバンギラスと組まれる禁止伝説はホウオウとムゲンダイナ。ガチガチのムゲンダイナループはキツかったがほかに対してはある程度の勝率、汎用性もあったので良かったと思う。ナットレイやヒードランなどの地味に面倒なやつの相手もしてくれた。ダイマックスのケアが薄く楽しい試合が沢山あった。
191(244)-100-113(20)-125-160(244)-72
HB-余り(黒バドレックスの+1サイコショックの乱数が動く)
HD-特化珠サンダーのD暴風を92.2%で2耐え
サンダー受け、バドレックスミラーの退き先となり幅広い相手と撃ち合える点を評価して採用。最初はBに68振っていたがサンダーのダイジェットで負けた試合があったのでDを伸ばした。
技構成は
一致打点の「トライアタック」
範囲の広い「れいとうビーム」
バドレックスに通り安易に起点にならない「イカサマ」
命。「じこさいせい」
で完結していた。
特に変わった運用はしていないが、ウーラオス・ザシアンに弱い点だけ気を遣っていた。ダイアタックが非常に優秀で耐久が高いこともありダイマックス同士で撃ち合わせ、相手にダイマックスのアドバンテージがない状態を作るのは主にこのポケモンで行っていた。
181(252)-114-152(4)-×-184(252)-22
HD-振り切り
B-余り
S-最遅
カイオーガ受けとして採用。何度も繰り出せる訳ではないが取り巻きに対してもある程度戦える点を評価した。
技構成は
一致打点の「ジャイロボール」
ナットレイ「やどりぎのタネ」
までは確定。残りの2枠は
ミラーで強くなる「てっぺき」「ボディプレス」
を採用した。物理アタッカー、耐久振りの熱風がないサンダーなどの相手もできるようになるため強かった。カイオーガ対面は基本的にやどりぎを押すのであまり困ることはなかった。
詰め性能が高く、4倍弱点はあるものの打ち合い性能もそれなりのあるので扱いやすかった。ゼクロムやキュレム、白バドなどのよくわかんない人たちの相手もしてくれた。
【選出】
カバザシサンダー
→ラグラージ バドレックス トゲキッス
ヒードラン入り トゲキッス→ポリゴン2
ラプラス入り トゲキッス→ナットレイ
ラグラージでステロあくびループにはめ、バドレックスで積む。初手に出てくるケースは少ないが初手のサンダーに対してはミラコを撃っていた。通ればイージー。
オーガサンダーナット
→バドレックス ナットレイ ポリ2orキッス
きつめ。バドレックスのタスキを盾にカイオーガを削ってからナットレイに交代してから試合を作る。ウーラオス用にトゲキッスを選出するがダイマを切って詰める展開も多い。
ダイナバンギ@1
→バドレックス ラグラージ ウーラオス
微不利。初手にムゲンダイナが来やすいのでバドレックススタート。バンギが来るのでラグラージに交換してからステロあくびループ。タイミングを見てウーラオスでダイマして勝てればいいなぁ...
ホウオウ バンギ
→キッス ウーラオス ラグ
五分。ホウオウのダイソウゲンをケアしたいのでキッスのあくびで流してからラグラージを着地させあくびループ。タイミングを見てウーラオスで負担をかける。トゲキッスにダイマックスを切るケースもある。
イベルタル
→キッス ラグ ポリ2orウーラオス
きつめ。イベルタルが初手に来やすいのでキッススタート。あくびで流してからラグラージでステロあくびループ。ラッキーと同居している場合はウーラオスで負担をかけてからトゲキッスのダイマで詰め。
【成績】
最終
TN:リリィ JPN
最終 34位
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Frontier Twitter:https://twitter.com/Frontier_pk
【Special Thanks】
最終日通話してくれた人
【おわりに】
今シーズンは竜王戦シリーズの最終シーズンということで前2シーズンはダメダメでしたが、最後に納得のいく結果を残せてよかったです。構築に関してはトゲキッスでサンダーよりもやばい運勝ちを重ねてました。今シリーズはルカリオが全く入って来なかったくせにナットレイは外せないレベルでした。構築名はナットレイへの純情。もあるけど現在木曜日24:00から放送されているゾンビランドサガリベンジを見て下さい。
次からは最終1桁を目指してみようかな!!閲覧ありがとうございました。
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